シャラポワポ□リ

美人女性テニス選手の代名詞といえば、
ロシアのマリア・シャラポワ（Maria Sharapova）選手。

美し過ぎるゆえ、試合中のキワドイ写真、
いわゆる「シャラポワポ□リ」的な写真は、
インターネット上で当たり前に見ることができます。

しかし、当のシャラポワ選手は、
現在、「シャラポワポ□リ」写真を狙う、
熱狂的なファンやパパラッチどころを
気にしてはいられないのです。

禁止薬物メルドニウム使用問題で、
2016年1月から国際テニス連盟（ITF）より
2年間の資格停止処分となっていて、
選手生命の危機に直面しています。

シャラポワ選手は、この処分を不服として、
スポーツ仲裁裁判所（CAS）に提訴していました。

10月4日、急転直下、CASは、
資格停止の期間を1年3ヶ月に
短縮することを決定しました。

CASは、「選手には薬に禁止薬物が
含まれるかどうか確認をしなかった過失がある」
と断じながらも、一方で、
「重大な過失があったとまではいえない」
と情状酌量の余地ありと認めた形となりました。

この裁定により、シャラポワ選手は
2017年4月から復帰可能となり、
グランドスラム全仏オープンには
出場できることになります。

しかし、今年1月の全豪オープン以降、
公式戦に出場できないシャラポワ選手の
世界ランキングは95位にまで急降下。

さらに、資格停止処分は
来年4月の復帰まで継続するとなると、
シャラポワ選手はランキング100位外となり、
5月の全仏オープンでは、
主催者推薦枠がもらえなければ、
予選を戦って突破しなければなりません。

いずれにしろ、
復帰は険しい道のりとなるでしょう。

しかし、シャラポワ選手は、
自身のFaceBook上で、
以下のように喜びの投稿をしています。

「私のキャリアの中で最もつらい日々が、
　最高に幸せな日々に変わった。来年４月にテニスの舞台に戻れる」

禁止薬物を長期間服用していた問題で、
世界レベルのスポーツ選手としての
尊敬を失ったシャラポワ選手。

シャラポワ選手をコートで待つ
ファンの心理も複雑です。

これからは、人気の面だけではなく、
テニス選手としての実績で
ドーピング無しでも強いことを
証明していくしかないでしょう。

また、相変わらず強いシャラポワ選手の
「シャラポワポ□リ」なら
今後も話題となり続けるかもしれません。

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