錦織圭 全豪オープン2021 1回戦敗退

2021年、最初のグランドスラム大会である全豪オープンテニスは、2月8日（月）に開幕。

怪我からの本格的な復帰となった日本テニス界のエース錦織圭選手は、8日初日、男子シングルス1回戦に登場。 第15シードの強豪パブロ・カレニョブスタ（スペイン）と対戦し、セットカウント0-3（5―7・6―7・2―6）のストレートで1回戦敗退となりました。

錦織選手の全豪オープン1回戦敗退は、2009年大会以来12年ぶりの不名誉な記録となってしまいました。



錦織選手は、第1セット、第2セットともに、先にサービスゲームをブレークされる苦しい展開。しかし、セット土壇場で追いつくなど見せ場は作りましたが、最終セットは突き放されて試合終了。

怪我からの完全復活は、先送りとなってしまいました。

試合後の記者会見では、以下のようにコメントし、複雑な胸中を明かしました。

「自分のプレーはよかったので、そんなに落胆はないですけど、これぐらい戻ってきても勝てないんだなと、自分にショックというか、微妙なところ」

大会前、メルボルン入りした搭乗機に、新型コロナウイルスの感染者がいた為、その後15日間ホテルの部屋に完全隔離を強いられ、練習が全くできないという不運もありました。

「2週間、打てなかったのはつらかったな、と考えることはあります。」と悔しさをにじませていました。

2019年の後半に怪我で戦線を離脱する前までは、世界ランキング10位以内に定着していた錦織選手ですが、現在の世界ランキングは42位。

今シーズンは、トップ10返り咲きを目指す錦織選手。しかし、若手の台頭もあり、険しい道のりとなりそうです。


【錦織圭】