井上尚弥 7回KO勝ち モロニー戦

米国ラスベガスで、10月31日（日本時間11月1日）に行われた「WBAスーパー＆IBF世界バンタム級タイトルマッチ」。

WBA・IBF世界バンタム級統一チャンピオン井上尚弥（27）が、WBA同級2位ジェーソン・モロニー（29／オーストラリア）に対し、7回KO勝ちで王座防衛に成功しました。



世界的なボクシングプロモーターであるトップランク社と契約し、満を持してボクシングの聖地米国ラスベガスでの世界戦を行った井上尚弥。

目の肥えた米国のボクシングファンに、「モンスター井上」を印象付けるには、勝つか負けるかではなく、「勝ち方」が求められる一戦。

その期待に沿うように、全7ラウンドを戦って、対戦者マロニーに対し終始主導権を握り、決定的な被弾も無し。

6回に左フックでダウンを奪った後、7回には、ドンピシャリのタイミングで狙い定めた右ストレートをカウンターで打ち抜き、一瞬でモロニーはマットに崩れ落ちました。

鮮やか過ぎるKO勝利で、井上選手の次戦は、世界チャンピオン同士の王座統一戦の黄金カードが目白押しとなっています。

トップランク社の最高責任者ボブ・アラム氏によると、井上選手の次戦は、2021年3月頃、WBO王者ジョンリール・カシメロ（31／フィリピン）との統一戦を予定しているそうです。

今回のモロニー戦で、井上選手のファイトマネーは、軽量級で異例の100万ドル（約1億500万円＝1米ドル105円換算）。

今後、ファンが見たい強豪との対戦を制し、米国での評価が上がれば、井上選手への報酬は1億円程度ではなくなることは必然でしょう。

ボクシングファンにとっては、井上選手の今後の活躍から身が離せなくなりますね！